ADSLの解約方法!難しい手続きを解説します!
1.NTTがADSLを廃止?!
2.ADSLの解約方法
3.ADSL解約に伴う注意点
4.ADSLだけ解約してもダメ?
5.プロバイダから先に解約しよう!
6.レンタル機器は必ず返しましょう!
7.回線撤去工事の立会いが必要な場合がある
8.解約月の料金はどうなるか?
9.メールアドレスはそのまま使いたい!
10.まとめ
最近は携帯電話などの移動系通信サービスが急激に普及したこと、新しい高速通信「光ファイバー」が主流になっているので、年々ADSLの利用者は減少傾向にあります。
1.NTTがADSLを廃止?!
ついにNTT東日本/西日本が2023年1月31日をもって[フレッツADSL]を終了すると発表しました。
フレッツ光に対応している地域は、順次ADSLからフレッツ光に移行する処置が行われるそうです。
これは、もちろんNTT側が独自判断で決めたことなので、それに伴う工事費用はNTTの負担になります。利用者が支払う必要はありません。
ADSLの新規申し込みも現在は終了しています。
時代の流れとはいえ、次から次と横文字の新しいシステムに変わっていき、慣れたものを好む人にとってはなかなかついていけない世の中です・・・。
2.ADSLの解約方法
ADSLの回線を提供している会社はいくつかあります。そのほとんどの会社で共通する解約方法は、電話での受付です。
申し込む時はインターネット上で簡単に申し込むことができますか、解約の場合は有人による手続きが基本となっています。本人確認を厳重に行う意味もあるのでしょうね。
またADSLの解約とともに、全ての契約を白紙に戻されることを恐れているのかもしれません。
インターネット通信業界はライバルがひしめく業界なので、常に限られたシェアの奪い合いが行われています。どこの会社も引き止めに必死なんだと考えられます。
3.ADSL解約に伴う注意点
ADSLの解約を申し出る際に、どうしても手間がかかってしまう理由には、契約内容によっては違約金や契約解除料が発生してしまうケースがあるからです。
上記のように、提供会社によるサービス終了に伴う解約であれば、ユーザーによる自己負担は一切ありません。工事費用も肩代わりしてくれます。
しかし自己理由による解約の場合は、契約年数によって違約金が発生する可能性があります。
もう少し具体的に言うと、特に注意が必要なのが、「プロバイダ契約を通じてADSLを利用している場合」です。
そのプロバイダーのキャンペーンによって、「2年コース割」のような特典があり、この特典を2年以内の間に打ち切った場合は、5000円から13000円ぐらいの違約金を想定しておいた方が良いでしょう。(最低利用期間に制限がないプロバイダには、 違約金が発生することは少ないです。)
2年以上経過しているから安心というわけにもいきません。
2年経過した時点で届け出がなければ自動更新されてしまうプロバイダもあり、そこからまた「2年縛り」が発生してしまうため、中途半端な月で解約手続きをしてしまうと違約金が取られてしまいます。
ADSLを解約しようとする場合はまず、自分がどこのプロバイダを通じて契約したのか?
その時契約を交わしたキャンペーンがあるか?などの確認を、契約書やWeb上のマイページから確認することが大切です。
4.ADSLだけ解約してもダメ?
NTTとの契約は回線契約のみで、インターネットに接続するためには通信回線とは別に、通信事業者(プロバイダ)との契約を結ばなくてはなりません。利用料金も別々に発生することがあります。
したがって解約の手続きも、NTTとプロバイダの両方に手続きをする必要があります。
よく起こってしまう事案として、NTTの回線契約を解約して、これで大丈夫だろうと安心していると、プロバイダの月額料金だけがその後も引き落とされていたということがあります。
後からそのことに気がついて、「解約したはずなんですけど!」という怒りが湧きますが、実際はプロバイダーは別に解約手続きをする必要があったというわけです。
もう解約したと思って全く利用していなかったのに、本当に損な話ですよね。
親切な場合は「プロバイダの契約の方も、別途解約手続きを行ってください。」(もしくはその逆)という案内がある時もあるようですが、ADSL解約の大前提の基礎知識として覚えておきましょう。
5.プロバイダから先に解約しよう!
どちらの解約を先に済ませても、最終的には問題がないのですが、できればプロバイダの方を先に連絡した方が賢明です。
なぜならNTTの解約は電話で行われますが、プロバイダの場合はWeb上で解約の手続きを行うところがあるからです。
もしNTTの回線を先に解約してしまうと、その時点でインターネットが使えなくなり、プロバイダの解約に手間取ってしまうからです。
6.レンタル機器は必ず返しましょう!
これも勘違いをしている人がたまにいるようです。
モデムなどの機器を利用していた場合、そのほとんどは消耗品ではありません。これらの機器はNTTから借りている状態なんですね。
解約の電話をした時点でオペレーターの方から、返却手続きの説明があります。
大体の場合返却用のキットが送付され、自身で梱包して指定の場所に発送するシステムです。
引っ越しの荷物などに紛れて、使っていないモデムが出てくることはありませんか?十分気をつけてください。
7.回線撤去工事の立会いが必要な場合がある
住んでいる住居のタイプによっては、ADSLの解約時に回線撤去の工事が行われる場合があります。
立会を要する時もあるので、パタパタすることがないよう、早めに解約スケジュールを立てた方が良いでしょう。
8.解約月の料金はどうなるか?
こちらも気になるところです。プロバイダの二年縛りがなく安心したところで、今度は解約日にも慎重にならないといけません。
プロバイダによっては良心的なところもありますが、ほとんどは月の途中で解約しても利用料を日割り計算してくれることはありません。
たった数日経過しただけでも、1ヶ月分満額の料金を請求されるので、損のないようタイミングを見計らって解約手続きを行いましょう。
9.メールアドレスはそのまま使いたい!
アドレスを変更するのって、ものすごく面倒ですよね。
周りの友人に知らせるのはもちろん、企業で利用してる場合は名刺などの印刷物の変更も必要です。
色々なインターネットサービスにアドレスを登録していることも多く、全てを見直して変更手続きをしなくてはいけません。
プロバイダーを解約すると、この大事なアドレスも使用できなくなるので、2ヶ月前からの計画性が重要になります。
もしもメールアドレスを継続して利用したい場合は、ADSL解約後も失効させずに済む方法があります。
プロバイダーによって、月200円~500円ぐらいの低料金で、メールアドレスなど一部のサービスの利用だけを続けるプランが用意されています。(行なっていない会社もあります)
なるべく面倒な業務を減らしたいユーザーと、何らかの形でも繋ぎ止めておきたいプロバイダー側がマッチングしたサービスといえます。
10.まとめ
ADSLの解約方法と、いくつかの注意点を説明させていただきました!
「ADSL」よく耳にする言葉ですが、具体的に何かと問われたらうまく答えられませんよね。
ADSLとは一般の家庭にあるアナログの電話回線を使って、インターネットに接続するサービスのことなんです。
インターネットにつなぎっぱなしでも定額料金であることが多く、とてもリーズナブルな回線として人気が出ました。
今ある電話回線をそのまま使用するので導入するのも簡単で、それまでのダイヤルアップ接続と比べて、かなり通信速度が速くなることでも話題になりました。
他のブロードバンドサービスからの乗り換えも簡単。ADSL を利用しながら映像や様々なコンテンツを楽しむことができます。
ADSLはアルファベットの頭文字を取った単語で、日本語で訳すと「非対称デジタル加入者線」という言葉になります。つまり回線の名称であり会社名ではないのですね。
これらのサービスを上手に活用して、無駄のないような手続きができるように。ホームページ内の小さな字も見逃さないようにすることをお勧めします。