会社から逃げる方法!【正しく自分の身を守る4つの手段】
1.法的に会社から逃げる
2.次の場所を決めて辞める
3.会社から物理的に逃げる
4.会社と距離を置くことで逃げる
5.まとめ
自分の身を守るために、「正しく会社から逃げる方法」を覚えておきましょう。
会社を辞めたいと思う理由は人それぞれです。
しかし、中には辞めたくても辞められない。辞めさせてもらえないという人もいます。
ここでは、「どんな手を使ってでも会社を辞める方法」をご紹介させていただきます。
1.法的に会社から逃げる
・・そうは言っても、なるべく穏便に辞めたいものですよね。
法的に会社から逃げるためには、「必要な手続き」を「正しい期間内」に行うことが大切です。
まず確認してほしいのが入社時の契約状態です。
年俸制を取り入れている会社では、1年単位でしか契約の更新タイミングがない場合もあります。
また、派遣・契約社員の場合はいかなる理由があっても契約上定められた期間内は会社に属している必要があります。
就業規則が細かく決められている人は、必ず就業規則をチェックしておきましょう。
こうした縛りが特に無い人であっても、退職の申し出に関しては、民法上2週間前までに必ず申請することが決められています。
どんなに会社が嫌だから、今すぐ辞めたいからと言って・・。
ドラマの中のように『辞表』を出して、そのまま会社からいなくなることはほとんど出来ないことなんです。
まずは自分の勤務状態をよく確認して、2週間の営業日分、冷たい目にさらされつつ出社するか、有休を消化して会社に属しながらも出社しないという状況を覚悟しておきましょう。
2.次の場所を決めて辞める
会社を退職する際によく人事担当が口にする言葉。
「次はどこにいくの?」
実はこれ、法律で罰せられる可能性もあります。
それは、人事担当者が同じ会社に属していることだけを理由に、個人の次のキャリアについて情報を得ることになるからです。
しかし、これをうまく利用することで会社から逃げるチャンスが生まれるかもしれませんよ。
この質問をされた時に
「実はまだどこにも決まっていなくて…」
なんて言おうものなら・・。
「じゃあ繁忙期が過ぎる3ヶ月後まではいて」
などと引き留められる可能性もあります。
ここで次に行く会社が決まっていれば、
「○月×日が次の会社の初出勤になっています」
と伝えることができます。
ここでまだ引き留める人事もいますが、ある程度きちんとした会社であれば、その日までに辞める方向で調整をしてくれる可能性が高いです。
もちろん、会社名は述べなくても大丈夫です。
しつこく尋ねられたら
「次へ行く会社の情報は教えられない」
と断ってもいいのです。
しかし、同じ業種であったり人事担当がその会社について詳しそうな様子があれば、あえて名前を出してもいいかもしれません。
実際、私は人材系の会社に属しており、次に移る会社が決まった際に名前を伝えたところ、取引先として近しい企業でした。
それ故に人事担当者も
「その会社の人事なら知り合いだから安心して預けられる。担当者に言って、その日には必ずあなたを引き渡すよう調整をしますね」
と好意的に受け取ってくれたことがありました。
これは人事担当者同士の繋がりが深い業界だからできたことだと言えます。
決して大手企業の会ったこともない人事や、特にお世話になったこともない相手ならば伝えるのを控えましょう。
最悪、次の会社へ嫌がらせをされることもあります。これらの情報は、本来伝えなくても良い情報ですからね。
もちろん、常識の範囲内であれば全く決まっていない状態でもふわっと、「××系列の子会社です」と伝えておくことで身柄を拘束されないで済む可能性もあります。
人事担当者がどういう人間なのか?よく判断した上で会話を進めてみましょう。
3.会社から物理的に逃げる
退職の申し出が穏便に済めば良いのですが、法律上の契約期間が残っている場合、人事担当者の姑息な根回しのおかげで退職日が先延ばしになることがあります。
そうなってくると、『あの人辞めるらしいよ』という気不味い空気の中で出社を続ける羽目になります。
そうなったら最後は「物理攻撃」するしかないのかもしれません・・。
思い切って会社を休みましょう。どうしても辛い時は無断欠勤でも良いのです。
欠勤を繰り返すことによって、会社は徐々に勤怠不良を原因にあなたをリストラしたくなります。
「こいつ在籍させておいても給料泥棒されるだけだ」と思わせたら大チャンスかもしれません。
通常、会社側からの解雇通知は雇用形態に関わらず1ヶ月前と定められています。
また、特別な理由がある場合には契約の期間内だとしても即時解雇通知を行うことができます。(退職日は応相談)
勤怠不良や無断欠勤を繰り返すことによって、辞めたいと思っている会社からあえて『辞めさせられる』ことで会社から逃げることができます。
会社の規模にもよりますが、こうした行動が見受けられれば当然周囲の人間もあなたについて『辞めたがってるのに人事が辞めさせてくれないから休んでる』という認識になるでしょう。
チームや部署のメンバーの一人が、あなたが在籍したまま欠勤を繰り返すことについて、人事担当者に文句を言ったらもう勝ったも同然です。
人事担当者からすれば、高い戦力、労働力になるあなたにいなくなられることよりも、今現役で働いている社員の勤務状況が優先です。
悔しいと思いながらもあなたを手放すことにするでしょう。
ちなみに私の会社ではこのような事例が頻発、かなり業務量がかさんだことをきっかけにして、自身も退職者の後に続いて会社を辞めたいと思うようになりました。
結果的に業務にも支障が出ており、私が離れた数ヶ月後に部署が解体となりました。
4.会社と距離を置くことで逃げる
法的に会社から正しく逃げる方法、根回しをして逃げる方法、無理矢理にでも逃げる方法をご紹介しましたが、最後にご紹介するのは精神的なお話です。
「会社と距離を置く」
それはすべての方法を試したにも関わらず、どうしても辞められなかった時の最後の心のよりどころです。
辞めたい会社に属し続けて、周りからいつ辞めるのかと睨まれつつ、やりたくもない仕事を続けるのは本当に辛いことです。
精神的に傷んでしまえば、次の会社や仕事を見つけても活躍できる体力が残っていないこともあります。
そのためにあなたが今一番しなくてはいけないことは心を癒やすこと。会社から精神的に逃げることです。
サービス残業をしていませんか?
やりたくない業務、やらなくてもいい業務まで引き受けていませんか?
ハッキリと断るメンタルを持ちましょう。
あなたが間違っているのではなく、その会社が、その指示を出す人間が間違っているのです。
定時に帰って電車に乗ったらもう会社のことは忘れてください。
次の朝目覚ましが鳴っても、自分は今から会社に行くなどと思わなくて良いのです。
なんとなく電車に乗っていたら会社についてしまった。というくらいの感覚で出社して、眠気が取れたら業務につきましょう。
周りの人が何か言ってきても、お昼休みには食べたいものをゆっくり食べましょう。
法律上6時間の労働時間には、45分の休憩が必要と定められています。大手を振るってしっかり休みましょう。
もし、具合が悪ければ通院を理由に帰っても良いのです。
何故なら、あなたはもうその会社を辞めようとしているのですから、評価を気にせずに好きに生きて良いのです。
精神的に会社から距離をおいて会社から強く逃げていれば、人事担当者にも会社への愛が注がれていないことがわかるはずです。
それでも引き留めてくる人事担当者はいますが、契約期間が終われば手放す以外に方法はなくなります。
絶対に距離を置いている間に書類にサインをしないよう気をつけてください。更新はしなくていいんですよ。
5.まとめ
4つの方法で会社から逃げることについてお話ししました。何か当てはまる内容はあったでしょうか?
どの方法でも全く効かないような会社や人事担当者も必ずいます。
しかし、細かなアピールを組み合わせて使っていくことで運良く状況が変わることもあります。
最後の手段は労働基準監督署と次の職場の人事担当者です。また、転職エージェントを介している場合は、より一層あなたの退職を応援してくれる人が増えます。
会社から逃げたいと思ったらそれが逃げ時なんです。
会社とともに倒れてしまう前にすぐ逃げる方法を考えましょう。
ブラック企業や自分がやっていけない職場は災害と同じです。避難することを恐れず逃げてください。
あなたの退職がスムーズに進むことをお祈り申し上げます。